DO-Jet工法

超高圧
ジェットの
応用技術

New小口径シールドタイプが誕生 仕上り内径:Φ1000mm〜Φ1650mm

DO-Jet工法とは

地上を一切使用せずに掘進機から全ての作業を施工

掘進機から超高圧ジェットを噴射して、セメント系の地盤改良や地中に残置された地中障害物の
切断・除去を地上を一切使用せずに全ての作業を掘進機から行える工法。

第14回(平成24年度)国土技術開発賞 優秀賞受賞

DO-Jet工法の特長

一般工法による施工

  • 対象地盤に対して地盤改良が必要な場合、地上に機械を設置して地盤改良を行うため、交通渋滞や振動・騒音など、周辺環境に影響を与えます。
  • 掘進機が地中障害物などに遭遇し掘進不能となった場合、掘進機前面の地山に作業員が出て、火気(ガス切断機)を使って地中障害物を切断するため、地山の崩壊やメタンガス(可燃性ガス)の爆発など、作業員の安全確保に問題があります。

DO-Jet工法による施工

  • 地上を使用せず、掘進機から地盤改良を行うため、周辺環境に影響を与えません。
  • 掘進機から地中障害物を切断するため、安全かつ高効率の施工が可能になります。
DO-Jet工法の特長

DO-Jet工法3つのシステム

前方探査システム

前方探査システム

地中障害物の位置、材質、形状寸法、範囲を超高圧ジェット噴射の反射音により解析し、地中障害物現況図を作成し、地盤改良計画図と切断計画図を作成。

超高圧地盤改良システム

超高圧地盤改良システム

超高圧ジェットで噴射するセメント系の地盤改良により、周辺地盤を安定化させて、近接構造物や埋設物の防護が可能。

切断・除去システム

切断・除去システム

H形鋼や鋼矢板などの鋼材、鉄筋コンクリート、流木、木杭、PC杭、PIP杭といった地中障害物を、超高圧ジェット噴射で切断し、掘削しながら掘進機に取込み除去が可能。

DO-Jet工法掘進機

超高圧発生装置によって、掘進機面盤部の超高圧噴射ノズルから30〜245MPaの超高圧ジェットが噴射されます。超高圧噴射ノズルには地中障害物の切断のためと、地盤改良材を噴射するためのものが個別に取り付けられており、いずれも固定ノズルと任意の位置に噴射するための移動ノズルが複数個設置されています。

超高圧噴射ノズル制御

DO-Jet工法活用例

インフラ整備として、老朽化した水道・下水道等の既設管路の再構築や新設工事、ゲリラ豪雨時の冠水対策工事として推進工事・シールド工事に活用されています。
DO-Jet工法は、地下構造物や交通規制などの周辺環境により、地上から地盤改良や地中障害物の撤去を行うための工事スペースを確保できない場合に、特に効果を発揮する工法です。現在の施工実績は、すでに40件以上にのぼります。

DO-Jet工法活用例